日本初の「新婚旅行」
坂本龍馬は、慶応2年1月23日に京都の寺田屋に潜伏していたところを襲われ、辛くも一命を取り留めます。そのとき逃がしてくれたのが、寺田屋の養女であるおりょう。寺田屋の事件のあと、龍馬はおりょうと結婚します。
寺田屋事件で傷を負った龍馬は薩摩藩に庇護され、療養のため、西郷隆盛にすすめられた鹿児島の霧島山の麓にある温泉に、おりょうを伴って滞在します。この温泉は、塩浸温泉と呼ばれ、鹿児島県姶良郡牧園町の妙見温泉群の一角にあります。滞在中、龍馬はおりょうと、霧島山への登山などを楽しみ、その様子は姉の乙女に送った手紙でもうかがうことができ、犬飼の滝や和気神社を訪れたことがしたためられています。
療養のためですが、新婚ほやほやであったため、後世において、これが日本で始めての新婚旅行と言われるようになりました。
鹿児島市天保山には、「坂本龍馬新婚の旅碑」として二人の姿の銅像が建てられています。