フルベッキ写真の志士たち


維新の志士達が一堂に会して撮影したと言われるフルベッキ写真
下段の右から5番目に「坂本龍馬」の名が書き込まれています


 最近注目を浴びている「フルベッキ写真」とは、薩摩・長州の藩士を中心に、日本の将来について語り合う会合が、長崎で行なわれたときに、秘密に撮影されたもので、写っているのは、フルベッキとその次女のエマ、大室寅之祐(明治天皇)・桂小五郎・西郷隆盛・高杉晋作・勝海舟・坂本龍馬・大隈重信ら幕末明治を代表する維新の志士たちだと言われています。

しかし、対立していた尊皇・幕府双方の要人が一堂に会していることや、ある特定の時期にこれだけの大物たちが一堂に会するのは不可能であり、真実は不明。大きな歴史の謎と一部では言われています。

フルベッキは、オランダ出身で宣教師として日本に派遣され、英語の私塾を開きます。集まった生徒たちの上達がめざましかったことが評判となり、幕府の英語伝習所「済美館」の講師となり、そこで影響を受けた大隈重信より、佐賀藩の藩校「致遠館」に好調として迎えられます。 この「致遠館」には維新期に日本を動かした錚々たるメンバーが集い、彼が現代日本に与えた影響はとてつもなく大きいものになりました。

後年、明治政府の法律顧問なども勤めますが、辞した後は、明治学院に理事として関わり、後半は伝道活動にその生涯を費やしました。